09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

自分でインプラント治療をしてみて気づいたこと

2012年09月11日
20120911blog_20120911115856.png


先週の土曜日の午後、患者さんがキャンセルになったので、自分の歯の治療(抜歯、インプラント)をすることにしました。

話は4年前にさかのぼります。当時、左下の奥歯に違和感があったのでCTを撮ってみると、通常のレントゲンでは見えなかった膿があるのを発見しました。この歯は昔、治療してもらったときに失敗されていたのを知っていたので、残念でしたが歯を半分にしました。

私は、患者さんには無理な設計のブリッジはやりませんが、その時は、ブリッジがどれくらいもつかを試したかったので、自分を実験台に、ブリッジをしました。が、案の定3年で歯が折れてしまい、今回の抜歯に至りました。(結果的には2本失ったことになります。)

あの時に、ブリッジではなくインプラントを入れていれば、こんなことにはならなかったかも・・・


参考までに言っておくと、何度治療しても治らない原因の一つは「歯の破折」です。

これはなかなか見つかりにくい場合もありますが、診断力のある歯科医であれば、だいたいは見当がつきます。
ところが、「営業的歯科治療」をしている人は、「抜歯する」と患者さんに伝えると印象が悪くなるため、「なんとか残しましょう!」と言う。そして隣の歯と無理にくっつけたりして、歯をもたそうとする。
結果、その歯だけでなく、無理にくっつけた隣の歯までダメにしてしまう。

絶対にそうなります!(セカンドオピニオンで相談に来られる方の5割はそうです。)

私に言わせれば、そんなのは治療じゃありません。
それを、机上の空論じゃなく身をもって体験したので、皆さんにもこのことを理解していただきたいです。



今回、折れてしまった歯を抜歯し、自分でインプラントを入れたことで、
自分が治療される側に立ってみると、患者さんの気持ちがよくわかる。
やっぱり、痛いのは嫌だし、怖いよね??

痛くなく、不安を取り除き、安全に治療を行うために、当院は今のようなスタイルに行きつきました。
毎朝のミーティングでは、一人ひとりの患者さんの情報を共有するため、スタッフと密に話し合い、患者さんが安心して受けられる医療に努めています。

今後も良い方法があれば、私たちはどんどん変化していきます。


【今回、自分でインプラント治療をおこなって再確認したこと】

・ペインコントロール(痛みのコントロール)には十二分に注意を払う。
・オペ前後の体調管理
・プラークコントロール(口の中が汚い人は感染のリスクが増えるため、手技にかかわらず痛み、腫れが増します)
・妥協したプランはかえって歯を失うことになる
・咬めないのはつらい


【男性の方へ】

「仕事が忙しい」と言って自分の健康をおろそかにしていると、10年後に痛い目にあいます。
今のうちに、きっちり手を打っておくことが大事です。
歯科治療