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6月7日「日本歯内療法学 研修会」に参加して思ったこと。

2012年06月21日
6月7日「日本歯内療法学 研修会」に参加して思ったこと。

講師は根管治療専門医 澤田先生、日本歯科大学新潟生命歯学部 歯内療法学 教授 五十嵐先生でした。

澤田先生は主に診断について、五十嵐教授は難治性の治療法についてのお話しでした。

とてもわかりやすく勉強になったこともありますが、「やっていることはそう変わらない」という自信を持つことのできた講演会でした。


ここで、患者さんにもわかりやすいように、歯内療法(神経をとる治療)について説明したいと思います。

『何回通っても痛みが治らない、腫れが治らない。』よく聞きます。なぜでしょう???

そう、講師の澤田先生も言っていたように診断が大切なんです。
例えば、歯を残しますと言えばイメージは良いですが、抜歯適応の歯を営業的な治療で残そうとすれば、治らないのに何回も治療?に通うことになるのです。

その歯が本当に保存できるか?を見極める力が必要ですし、その治療はとても難しいものなのです。

実は目で見えない治療なので難易度は高く、歯科医の腕がその歯の予後(長くもつかもたないか)を左右するのです。

では、見えない治療をどのように成功させるかは

・顕微鏡、拡大鏡をつかう。
・レントゲンをうまく撮る。
・CTを撮る。
・根管長測定器(根っこの長さを図る機械)を使う。
・超音波、ニッケルチタンをうまく使いこなす。

そして最も重要なポイントは
・最後に唾液(口腔常在菌)がはいらないよう必ず防湿する。
ここで感染源を神経の管に入れてしまえば治らない治療となってしいます。

これが1番大切なのですが、できていないのが現状ではないかと思います。※治療中のうがいもだめです。

患者さんも口をあけてるのは大変だと思いますが、治療を成功させるために協力してください。

このような基本的なことを守って治療を進めていけば95%は成功するはずです。(再治療の場合は別)

また神経を取り痛くなくなったからと自己判断で治療を中止したりすると今度は抜歯になる確率が高くなりますので注意してください。

患者さん側も治療のリスクはよく聞いて、どのような治療を行うかを理解してから、治療を受けてくださいね。

『歯が痛い!じゃあ、神経とるね!ガッーと削られたけれど痛みが取れない、何回治療しても治らない』ということにならないように。

このレントゲンとCTは当院で治療後1年経過の写真です。
膿が小さくなっているのがわかります。これではじめて歯を保存できたと言えるのではないでしょうか。

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