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犯人は虫歯

2017年01月25日
今回は埼玉県 北本市で開業されている僕の秀明学園の大先輩であり 大友外科整形外科
栄養療法実践整形外科医 大友通明先生のブログを紹介させていただきます。

病気の原因はどこにあるかわかりません。痛いから痛み止めの薬をだして終わりでなく
その痛みの原因がどこにあるかを追求するとう素晴らしい医療を患者様に提供しています。

興味のある方は最後まで読んでくださいね。

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16歳の高校生、問診票には
『手湿疹が治りません。』
と、書かれていました。

診察してみると、
なんとも不思議な手湿疹。

右手の親指と人差し指の間ある
水かきみたいなところを中心に
直径5cmくらいの範囲に限局した湿疹でした。

健康な皮膚との境い目もくっきり。
水虫だといけないので、検査もしました。

栄養面からのアプローチも怠らず、
血液検査もちゃんと行いました。

栄養の不足があると、皮膚炎も起こしますが、
この患者さんの皮膚炎は典型的ではないな
と直感しました。

『朝は何食べてる?』
また、問診を進めていきました。

話を聞くと肉食が少なく、
タンパク質、
ビタミンB群、
鉄、
亜鉛は足りていないなと思われました。

しかし、
彼のアラームサインはどこかの炎症からきているような直感があり、
聞いてみました。

『どこかに虫歯ない?』

『あります!』
すごく元気に答えられてビックリしましたが、
また質問しました。

『ちゃんと歯医者さんに行ってる?』
『行ってません‼️』
『あらっ、ちゃんと虫歯は治した方がいいよ。
虫歯を治せば、皮膚は良くなると思うよ。今日の検査結果も兼ねて、1週間後にまた来てね。』

でも患者さんは、来ませんでした。


しかし、2週間後に来てくれました。



私に会うなり手をパッと開いて開口一番、
『治りました。』

『虫歯は?』

『あれからすぐに歯医者に行って、治しました。先生からもらった塗り薬もあまり塗ってません。』

いいんです、薬なんか、虫歯が治れば、
と心の中で思いました。


検査結果ですが、白癬菌は陰性。
タンパク質、ビタミンB群、鉄、亜鉛不足あり。
食事は糖質を好み、肉食が少ないので当然です。

では、炎症は?

CRP0.08
やっぱり高かったです。

『手の湿疹が治らなかったのは、虫歯が犯人だったんだよ。普段食べれるものも気をつけてね。
炎症があると、虫歯菌や虫歯菌が出す変な物質が身体中を巡って居心地のいい場所を探して、そこに居座って、悪さするんだよ。だから虫歯は放ったらかしにしたらいけないよ。友達や家族に虫歯の人がいたら、教えてあげてね。』

病気の始まりは口のからだと高校生にお話し、
食事指導をして、軽く啓蒙活動もして、
この患者さんの治療は終了しました。

みなさん、虫歯はありませんか?

定期的に歯科受診をするのは
病気にならないために大切だなと思いました。

私のコメント

最近では歯科との連携医療を重視してくださるお医者さんが増えているのでありがたいです。  金子泰英
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